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そうした違和感。自分と現実との間のズレと歪み。不可解で不思議な「まどろみ」たいなもの。そうした自分でも得体の知れない感覚が自分を支配していて、嫌が上にも自分を意識させるのである。こうした自分はだれで、自分はいったい何のかと。 そうしたことが、やがて姿カタチとなって自分に知られてきて、そして思い知らされるのである。これはいったい誰なのかと。他の誰でもない、これこそが自分なのであると。これこそが自分のすがたなのであると。 見える現実世界の中で、本来は何も見えるはずもなく、見えることもない、そしてまた、見えてもならない、そうした自分自身の精神の世界を垣間見ているのである。 |
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2019-0511-0513