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3、方向。


このような二重性は何も意識と無意識に限らない。もっと原初的で単純な肉体内部の作用についても、そのまま言える。むしろ、人間の肉体そのものが、もともとそうなのである。

自律神経を構成する交感神経と副交感神経の関係がそうなのである。あるいは、感覚の視覚について言えば、眼球内部の光に反応する補色の生成がそうである。

そして、こうしたことが無意識の世界で、本能的な衝動の世界を生み出しているのである。このようにして自分でも意識されることなく、また、気づかず知らないまま、どこかへと人間をいざない、方向づけ導いているのである。また、このようにして本来の自分に戻って行こうとしているのである。

戻る。                続く。

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2019-0511-0513