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6、ケイサツ。


またケイサツにして見れば、自分たちが普段したいと思っていても、出来ないことをやってくれるのだから、嬉しくもあり、楽しくて仕方がないのである。

ケイサツという組織自体が形式的なものだとしても、その出身校、OB、近所や同郷、その他さまざまな人間関係を通して、それが官僚的な形式以外の実質的なネットワークを持っていて、そうしたことが自分たちの捜査や正義の行使のために機能しているのである。

むしろ、これがケイサツの正義そのものなのである。これが実体なのである。そしてこれが自分たちの任務であり、使命なのである。言い換えると、自分たちが普段から眼を付けている、特定の集団や立場の者に狙いを定めて、それを目的にムリヤリ初めから犯罪者扱いしてゆくのである。

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2019-0511-0513