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そしてこのような嬉しさ楽しさは、同年代の異性の姿となって現れるか、あるいは、ビロードのような芝生の上か、ただよう雲の上で寝ている、あるいはまた、木漏れ日の下でうたた寝している場面である。 また、全体として背景が白っぽくカスミがかっている。気になる部分以外は、白い「とばり」の中でよく見えなくなっている。それは気分が暗く沈んだときの薄暗い背景とは、まったく正反対の世界なのである。 身体全体が暖かく心地良く、自分が周りの景色の中に溶けて行くような、そんな感じである。自分というのが無くなって、自分の何もかもが周りの背景の中に溶けて行くような感じである。 生も死もない。そんなことは、もはやどうでもよく、何の関係もないことのように思えてくるのである。そして、そう思い込むというのが、自分にとってどうしても必要なことだったのである。そして、それを夢の世界で映し出しているのである。 |