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自分の中にあって、自分でも得体の知れない、正体不明の情緒の起伏やリズムといったもの。衝動や本能といったもの。あるいは、これをもっと原初的な情緒でもって表現すると、気分や気持ちの良し悪し、居心地や機嫌の良し悪しとでもいったものである。 原初的というのは、それが現実との接触を欠いているからである。それ以前の、自分の中で求められているもの。自分自身の中の、自分だけの理由に基づいているからである。 そして理由とは、自分と現実とのかかわり方を言っているのである。それは自分の中にあって、自分の意志とは関わりなく、あるいは自分の意志からも切断され、またそれを無視して、自分の意志に反してさえも遂行される、自分自身の肉体内部の必然性なのである。 |
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2019-0513-0516