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しかし、このような偶然にしろ、あるいはまた錯覚にして見ても、それが同一の種という共通の地盤と、共通の環境の中で生成されたものであり、そうした共通の条件と前提の下に成され得たものなのである。 だからまた、だからこそ、そうならざるを得なかったのである。それしかあり得ず、また、そうしてのみ種としても、そして肉体としても自己を営み続けることが出来たのである。 だからまた、それは偶然であると同時に必然でもあって、そしてまた同時に、そうでないとも言えるのである。なぜなら、これは同じ出来事をそれぞれ異なる世界から見ているのであって、そうである限り、それが異なる世界の別々の出来事のように見えてしまうからである。 |
戻る。 続く。
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2019-0513-0516