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4、相性。


そしてこの異なる世界というのが、どこかで繋(つな)がっていて、これが共感や交感、あるいは同情や意識の共有として現れているのである。このような意味で、それはやはり偶然の錯覚としてしか言いようのないものなのである。

しかしまた、偶然の錯覚と言っても、それぞれに、つまり本人と相手との間の相性というのがある。それがお互いに知られやすく感じやすい性格や素質の傾向といったものがあるのである。

だからまた最初の、交通事故の心臓移植の話しに戻ると、たまたま相性が良かったということ、「感じやすい部分」、あるいは、そうした感覚の傾向といったものが、どこかで似ていたということなのである。

戻る。                続く。

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2019-0513-0516