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9、暗示。


それらの具体的な現実の出来事を無視して、それが印象していた情緒や心情だけを記憶していて、そしてそれだけが思い出されてくるのである。そして、こうしたことが自分にとっての現実なのであり、またその意味なのである。そしてこれがまた、肉体の生理と神経の営みなのである。

こうしたことは、現実を生きている自分にとって見れば、すでに忘れられ失われた記憶なのであって、それ自体は自分にとって意識も自覚もない記憶なのであるが、それでも、やはりそれが、無意識の情緒の世界で自分を動かし、支配し、制限し、方向づけているのである。肉体の生理がそれを求めているのである。

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2019-0513-0516