index< 日誌 av表情 < 24a-42おどろき3 「さけび」p5

3、生理。


しかしまた、この「おどろく」という表情は、感情というよりも、むしろ情緒に近い表情である。なぜか? 感情の対象としての相手や理由といったものを、いまだ理解できずにいるからである。また、それが理解できないからこそ、どうしたら良いのか分からずに驚いているのである。

あるいは、それがわかった後もなお、どうしたら良いか分からず、どうにもならずにいるからである。だからまた、「おどろいた」ままでいるしかないのである。

だからこれは、感情になる直前の情緒的な混乱であるとも言える。なぜなら、このような混乱した感情、ないし情緒的な動きといったものは、恐怖にも、喜悦にも、あるいは深い悲しみや、困惑にもなり得るからである。

つまり、そうした理由や対象を知る前の身体の動き、また、そうした心理的な状態を指しているからである。だからまた、それは、それを知ろうとする身体の動きとも結びついている。


戻る。                続く。

index< 
日誌 av表情 < 24a-42おどろき3 「ポーズ」p5

2019-0516-0519