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このような驚きの表情というのは、情緒が混乱していて、感情としても定まらず不安定な状態なのである。しかしまた、それと同時に、即座にそれへの対応を求められている、そうした状態なのである。 日常が、どこかで途切れて破壊されていて、情緒の連続性を求めて一時的に混乱している状態なのである。日常が切断されて、めくれて、引き?がされていて、その修復に困惑し錯乱していて、自分というのが何とか現実へ戻ろうとしているのである。 不思議で不可解な違和感が自分を包んでいて、まるで瞬間的に別世界へ迷い込んだような心境なのである。自分が生きている現実のすべてが、驚きと不可解の連続となって自分に迫ってきて、元に戻れない。現実の何もかもが異次元の別世界のように思えてくるのである。 |