index< 日誌 < c信じるもの < 24a-43異人1 「人権」p9 |
自分が誰なのか分からなくなっている。自分自身が現実に対処できなくなっている。自分というのが、現実のシキタリやオキテの外の世界を生きている。あり得ないはずの者が生きている。 生きていては困るし、生きていてはならない者がここに生きている。これは何かの間違いなのである。そうしたことを嫌が上にも思い知らされる。自分はこの現実の世界では異人種で異邦人なのだ。 すがたカタチはまわりと同じ人間なのであるが、中身は全く別の世界の住人なのである。そして実はそうしたことが、自分の表情や仕草や言動などにもチラホラと現れ出ている。敏感な他人は薄々気づいている。「コイツはどこかおかしい」と。 |