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1、賢い生き方。


従ってまた、このような他人の目の届かないところ、システムの統制の外では、どんな悪事でも平気でする人間なのである。むしろ、これを自己の美徳や賢さと勘違いしているのである。

それは許されるし、しても良いことと信じている人間のことなのである。また、そうすることによって自分というのを見い出しているのである。それ以外に自分を確かめる場面がないのである。それ以外のところにホントの自分が存在しないのである。

自分の中に自分の考えと、自分自身の自律した自意識が無い以上、それは仕方のないことなのである。なにもかも他人に依存して生きている以上、そうやって自分を見い出す以外にないのである。

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2019-0516-0519