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3、有害な人間。


自分自身の考えや、自分の意志というのが、何かもっとも悪い犯罪か何かの許されないことであるかのように信じているのである。

だからまた、このような「自分たち」でない者、自分の意志と考えを持った人間が許せず、断固として徹底して排除しようとするのである。それは今日の中国や北朝鮮がそうなのである。また、戦前戦中の日本の社会がそうであり続けたのである。

なぜなら、こういう自律した人間は、このシステムにとって最も有害で敵対的な存在だからである。そしてこのような共有意識が、ここで生きる者にとってのただ一つのの共通の信念であり、正義であり、社会的地位と自尊心の源になっているのである。

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2019-0516-0519