index< 日誌 c信じるもの ag儒教< 24a-45異人3「人間類型」p4

2、コピーされた思考。


これは今日の日本の、定年を過ぎた団塊の世代に見ることが出来る。会社を離れた途端、自分の居場所を見失うのである。世の中の成り立ちの条件が変わってしまったのである。時代が変わったのである。

会社の看板の下で、仕方なく相手にしてくれていた者が、だれもいなくなるのである。かつての下請けや部下にして見れば、それはただ煩(わずら)わしく鬱陶しいだけの存在になってしまったのである。

他人に話せる自分のことなど何もなく、もともと自分の中に自分の考えというのが何一つなく、頭の中の思考のパターンというのが、権威からのコピーとナリスマシだけで成り立っていて、ただそうした自分の自慢話しと他人を見下す以外に、何一つ取柄のない人間なのである。

戻る。                 続く。


index< 日誌 c信じるもの ag儒教< 24a-45異人3「人間類型」p4

2019-0516-0519