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4、徘徊。


そうである以上、それは仕方のないことであって、そうやって生きて行く以外にないのである。これは自業自得なのであって、自分が今までしてきたことの結果なのである。自分で責任を取る以外にないものなのである。

そしてそれを何よりも避けるのである。自分の中に自分というのが存在しない以上、それは仕方のないことなのである。しかし、それは自分のことなのであって、自分で責任を取らねばならないことなのである。

これは日本というシステムが、近代化の過程で意図的に作り出した模範的人間モデルの、なれの果てのすがたなのである。本来、自分の中にあるはずのものが何一つ無い以上、それを他人の中に求めて徘徊して回っているのである。しかし、どこにも行き場を喪失している存在なのである。

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2019-0516-0519