index< 日誌 <ar象徴< 24a-54交感 3 「クセ」p2 |
しかし、これは必然であって、そうならざるを得ないものであって、そうしてのみ生きて行くことが出来たのである。あるいは他に方法があったにしても、そうした自己の特質に頼らざるを得なかったのである。自分には、それしかなかったのである。 自分の中の肉体の何もかもが、予(あらかじ)め、そのように出来ていたということである。肉体の構造と仕組みがそうなのではない。この同じ構造と仕組みの中の、作用の仕方のパターンがそうなのである。この方法しか知らないのである。 そして、この生理のパターンといったものを、その反射作用の特有の「型式」として、肉体が記憶していたということなのである。意識や思考の世界ではなく、肉体自身の反射作用のパターンとして記憶していた、ということなのである。 |