index< 日誌 k思い込み< 24a-55「思い込みの現実」p7

2、現実。


何か意図的な戦略でもって自分を変えるといったことも、たしかに生きて行くための方法である。しかし、何もしないということも、生きて行くための一つの方法なのである。そして意識された戦略であるとも言える。

しかし要は、そうした主観的なものではなくて、自分たちの種を取り巻く環境の客観的条件が、自分たちの生死の運命と決定している、ということなのである。

進化ないし変異といったものは、あくまでも主観的で偏った錯覚に基づいたものである。だからまた、このような変異といったものが、自然選択によって客観的に選択されているのである。このようにして個人的な主観といったものが、客観的な現実になってゆくのである。

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2019-0519-0523