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また、もう一つ考えねばならないことがある。進化、同じことだが退化、もしくは変異といったものは、新たな可能性の獲得であって、これ自体が、その時点で古い可能性の消失を意味しているのである。変化自体が、それまでの可能性の変更を迫るものであって、それ自体が、それ以外の可能性を阻んでしまうのである。 変異、もしくは新たな生存の様式の獲得といったものは、このような自己の特殊化のことであって、この時点で、自分の中で何かを捨てているのである。そしてまた、それを失うことによって、新たな可能性の余地が生まれているのである。 |