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4、反射作用。


つまり、これが表情やポーズとは別の、そしてそれらが預かり知らない、無意識で不随意の肉体の世界なのである。自分の意のままにならず、自分の意志とは別のところにある、それらとは別世界の肉体の生理と反射作用の世界なのである。

目舞いや吐き気、冷や汗、心臓の圧迫、あるいは足が宙に浮くような心地良さ。そうした気分や雰囲気といったもの。あるいはまた、雰囲気や感じ方とでもいったものが、そうなのである。

自分の肉体の中に、自分でもどうにもならない世界があって、それが自分でも気づかず、知らぬ間に自分を支配していて、いざない、誘い出して自分を動かしている。自分の意志とは別のところで、肉体がそれを肯定したり否定したりしているのである。

戻る。                 続く。

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2019-0523-0526