index< 日誌 <aj情緒< 24a-61「情緒の世界」p7 |
このような自分の肉体の内部にある、得体の知れない世界。そしてその営みといったものが、肯定と否定、そしてその行為とポーズといった無意識の仕草を作り出している。 自分にとっての良し悪しや、望み願いや、忌み嫌うものといった直感的で無意識の、そうした生理的で本能的な、自分が自分でありながら、自分でもどうにもならない自分というのが、ここにいるのである。 どうにもならないというのは、これが要するに精神と情緒の根源だからである。そして実は、これが自分自身の身体内部の生理と神経の作用なのであって、そしてそれ自体が情緒の世界なのである。自分自身の意識が届かない世界から、自分の意志というものが左右されているのである。 |