index< 日誌 <al境界< 24a-63 くり返し 2 「必然性」p8(19-64「くり返し」の続編) |
それは、果てしのない同じことの繰り返しによって成し遂げられ、獲得され、そしてカタチ作られて来た「日常」の世界であり、その肉体の恒常性なのである。そしてこれが、すなわち、自分自身なのであり、そしてまた、そこから自分というのが現れてきているのである。 それしかなく、ただそれだけが自分を自分たらしめているのである。このような変わらないもの、不変のものが自分なのであって、そうした世界の中で、人間は自分というのを見ていて、そして意識しているのである。 そして実は、「変わらない」というのは、自分自身の内的世界のことなのである。変化し移ろい行く、そうした外面的なカタチの世界なのではない。現実の世界での生き方やその精神のことを言っているのである。 |