index< 日誌 <ag儒教< 24a-66くり返し 5 「盲目的従順性」p10 |
同じことの繰り返しといったものが、他と区別される自分自身といったものを作り上げる。しかし、そうであるためには同じことが繰り返されねばならず、同じことが繰り返さるためには、常に同じ環境の条件がなければならず、またそれは、そうした同じ環境の中でのみ生きて行ける存在なのである。 そして、そうであるためには、そうしたことの前提になっている環境の条件といったものが、常に同じでなければならず、また、このような環境といったものが、外の世界に対して閉じていなければならないのである。 常に外の世界から強い影響を受ける環境といったものは、変化せざるを得ず、自己の自律性を保存することが出来ず、このような環境においては、同じことが繰り返されることがないからである。 このようにして外の世界に対して、自己が閉じて境界線を持つことが、自己と他者が区別される条件となっている。そしてこの境界線が自己と他者を区別しているのである。自分が自分であることの条件となっているのである |
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