index< 日誌 <ag儒教< 24a-67くり返し 7 「自己認識」p9 |
自分自身の考えがなく、むしろそうした「自分の考え」というのが何か悪いことのように信じられていて、ただまわりに合わせるだけで、自分自身の自律した精神が欠落している以上、これは仕方のないことなのである。 そして、このような自意識の欠落が、改善と進歩の動機を喪失させているのである。そして、このような自己の喪失と放棄した状態を、自分の幸福と思い込んでいるのである。 そうならざるを得ず、そうとしか成れず、そうやって生きて来たし、これからもそうやって生きて行こうとするのである。本人にして見れば、それ以外の生き方が閉ざされているのである。これは自己意識の欠落とその放棄がもたらした必然の結果なのである。 |
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