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6、アイデンティティー。


そして、このような自分自身に対する曖昧さと無責任な態度が、中世的で身分的なカースト社会を生み出し、維持し、そして引き継がれてきたのである。これは東アジア社会の人間の情緒的特性なのであるが、あるいは、もしかすると、精神と情緒の未熟さゆえの、その反映なのである。

このような、身分的な上下の関係の中でしか、自分を意識したり自覚することが出来ない世界なのである。そしてこれが自分の自意識とその存在の根拠になっているのである。

このような上下関係の中でのみ自分の立場と居場所が認められ、そして与えられるのである。そしてこれが自己のアイデンティティーになっているのである。そして、このような社会の上下の関係の中でしか、自分を見い出すことが出来ないように出来ているのである。そうした世界なのである。

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2019-0523-0526

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