index< 日誌 j生理的情緒< 24a-73 くり返し 10 「歴史的同一性」p10

4、区別。


このようにして、この特殊な環境とその条件の下で、特殊なリズムとサイクルといったものが生成されているのである。そしてこれが個性であり、他と区別される自己の自律性なのである。あるいはまた、新たな種の起源なのである。

もしもそうでないとすれば、それは残らないし、維持されることも保存されることもないのである。それが現実の存在になるということが無いのである。現実の世界で自己を維持し続けることが出来なかった、ということなのである。

そうだとすれば、それは特殊なものでも個性的なものでもなく、そしてまた、自己と他者が区別されることがない存在なのである。そうした自己の印しと根拠を持たない存在なのである。区別のしようもないし、されることもない、そもそも区別自体が無い、そうした存在なのである。

戻る。                 続く。

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2019-0526-0601