index< 日誌 j生理的情緒< 24a-74 くり返し 11 「肉体」p5

5、たましい。


何らかの意図する意識の傾向、あるいはその馴れや習性といった偶然の重なりに過ぎなかったものが、無限に続く世代のくり返しによって、たしかな物理的現実として現れ出てきているのである。

そしてそれが自分自身の、他者と区別される種としての身体的特徴として固定されたのである。それしか出来ず、それ以外に成り得ず、そしてまたそうであり続ける存在として、そうなのである。

そうした意味で自分の肉体とは、祖先の記憶の結果なのである。そして、これを私たちは、自己の自意識とかアイデンティティー、あるいは自己の存在理由、あるいはまた、自分たちの「たましい」と言っているのである。

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2019-0526-0601