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1、溜まる。


涙が出るのは、溜まり過ぎた血液が涙腺を通して絞り出されるからである。ここで血液が溜まるというのは、毛細血管が緩み拡がったままで血液を溜め込むからである。あるいは眼球の毛細血管が緩まず緊張したままであっても、極度の集中と緊張が涙腺を通して涙を絞り出す。 

なぜそうなるのかというと、毛細血管というのが、そしてそれを取り巻く身体組織というのが、意識的な神経作用から無視されているからである。だから、神経と筋肉が緩(ゆる)んだままで血液が溜まってゆくのである。

そしてこれを、顔表面とその裏からの、皮膚の筋肉とシワなどが強く圧迫すると、涙となって絞り出されてくるのである。あるいは、突発的な緊張とその瞬時の解消の際には、血管とその周囲の筋肉が緩むことなく、緊張したままで、それが冷や汗となって身体から出て来る。

夏のオバケ屋敷から出た直後がそうである。緊張が血液を大量に体内に供給すると共に、同時にその瞬間的な解消が、血液を汗や涙となって絞り出すのである。

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2019-0601-0609