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2、曖昧。


ここで言うところの血液が溜まるというのは、激高したり緊張したりした直後の、その解消としての筋肉の緩み、そして何らかの意志の分散と解消に基づいている。

少なくとも意志というのが集中されず、ハッキリとせず、意識の中で目的や理由といったものが曖昧でボンヤリした状態なのである。あるいは、激高の前後でスタンバイしているとか、リラックスしている状態である。

どうすべきかという考えを持たず、持ち得ず、それ以前に何がどうなっているのかという、現実に対する意識が曖昧でボンヤリした状態である。だから意識が集中できず、何をすべきか集中できず、行動出来ずにいる状態なのである。

しかし、こうした状態では神経と生理も集中せず、緊張もせず、従って血液は毛細血管周辺から分散して解放されて飽和される。従って、赤面したり蒼白になったりしていた顔表面が、本来の無表情の顔に戻って行く。

戻る。                 続く。


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2019-0601-0609