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3、逸脱。


そうした意味で、これは意志的というよりも情緒的な状態である。そうした感情に対する明確な自覚がないから、意志的になり得ず、また、感情としても中途半端な情緒的な状態なのである。

これが、行き場を失くし、意志的な目的を見失った感情の、情緒的な世界なのである。意識の統制から逸脱し、そこから離れて緩み、拡がり、停滞し留まったままの、情緒の世界なのである。そうした生理の世界、神経と筋肉の営みの世界なのである。

自分の外に何かあって、自分でも何かしなければならないのであるが、それがいったい何なのか自分でも分からず、どうしたら良いのかわからず、そうやってただ何となくスタンバイし、リラックスしている状態である。

戻る。                 続く。


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2019-0601-0609