index< 日誌 j生理的情緒< 24a-78 くり返し 12 「歴史的存在」p7

7、客観的現実。


そして、この場合の必然とは、繰り返される条件のことであって、それが繰り返されないのであれば、それは必然ではなかったのである。ただ単に一時的で無関係な偶然に過ぎなかったのである。

このようにして自己の存在というのが認められないまま消えて行くのである。そしてこれは、生物で言う自然選択や適者生存という現実の、客観的なバランスがこれを決定し方向づけているのである。

このようにして当初、偶然の主観に過ぎなったものが、なくてはならない必然の客観的な現実になって行くのである。そしてこれが必然であり、客観的な現実のバランスなのである。そしてまた、これがそこで生きる者にとっての生きて行く方向性であり、傾向なのである。それ以外に無く、許されず、認められることもない世界なのである。

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2019-0601-0609