index< 日誌 j生理的情緒< 24a-79 くり返し 13 「時間」p7

7、怪しい。


しかしまた、これを別の角度から言うと、人間は自分が知らないもの、わからないもの、あるいは自分と本来何の関係のないものまでも、とにかく何でもかんでも、このような自己の境界線の囲いの中で理解しようとする。

もっと正確に言うと、このような理解の仕方しか、人間には無いということなのである。人間からして見ると、自分と係りのないものを知りようがないのである。そして、これでもって現実を理解しようとし、そしてまた、理解せざるを得ないのである。

そしてまた、こうしたことが変化する現実の世界を未知の訳の分からないものにしている。そしてまた、自分という者までも、何かワケの分からない、疑わしく怪しい者のように思わせているのである。

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2019-0601-0609