index< 日誌 <j生理的情緒< 24a-80 くり返し 14 「仕組み」p10 |
数千数万年に渡って無限にくり返された同じ生理の作用が、それ自体で無条件反射となり、そのための筋肉と骨格を必要とし、そうして自らの身体のカタチを作り出したのである。 また、そうした繰り返される反射作用が肉体の感覚をも作り出したのである。また、そうしたことの感じ方や、自分にとっての感じ方の良し悪しといった、感受性そのものの好みや嫌悪の傾向を定め、それを方向づけ、そして作り出したのである。 また、このような時間の流れの傾向といったものは、自分自身の肉体の内部に見ることが出来る。条件反射と無条件反射、随意筋と不随筋、意識と無意識、意志に従う体性神経と、意志とは無関係な自律神経の関係に見ることが出来る。 あるいはまた、顕在意識と潜在意識、そして夢の世界でもまた見ることが出来る。それは始め何かしらの偶然に過ぎなかったものが、いつしかそれが自分にとってどうしても必要な、必然のものとなっていったのである。 |