| index＜ 日誌 ＜j生理的情緒＜ 24a-84 くり返し 18 「理由」p8 |
| 人間は自分が思っていることを、自分の身体でもって表現する。自分の肉体でもって表現せざるを得ないのである。人間は他に表現方法を持たないのである。それは、また同時に、それでもって納得せざるを得ず、納得しなければならず、納得するしかないということである。 そして、これが現実であり、人間と世界とのかかわり方なのである。つまり、表面的にも、あるいはただの体裁に過ぎないものであるとしても、それでもって自分に納得し、了解し、信じ、そして証明せざるを得ないということである。 すなわち、このようなカタチとして定着した日常でもって、自己の自意識の証明とし、アイデンティティーとしているのである。そして実は、これこそが何よりも大事なことなのであって、何もかもが、これを基にして、これを基準に、そしてここから始まっているのである。 |