index< 日誌 <j生理的情緒< 24a-84 くり返し 18 「理由」p8 |
しかしそれにしても、この自己の同一性、または理由、あるいはタマシイといったものは、いったいどこから来ているのだろうか。そして実はこれが、数千数万年に及ぶ無数の世代による「くり返し」の結果なのである。そして、いまある自分自身の現実のすがたがそうなのである。 いま自分が見ている、現実の自分のすがたといったものは、数万数億年に渡る、自分たちの祖先の記憶といったものが定着し、固定し、そして最後にそれが物理的なカタチとして現実化したものなのである。 目もクチも鼻も、筋肉も感覚も骨格構造も、何もかもがそうである。それどころか、それを基にその上に営まれる感覚の感じ方や、意識や、考え方もまたそうなのである。すべては、そうした祖先からもたらされた、自分の肉体を通してなされているのである。 |