index< 日誌 <j生理的情緒< 24a-84 くり返し 18 「理由」p8 |
たとえ意識といっても、それを機能させているのは自分の中にある、肉体の記憶に基づいてなされているのであって、そしてこの記憶自体、また、その記憶の仕方や内容そのものは、やはり祖先から受け継がれた、この肉体の仕組みそのものなのである。 また、これを短期的に見ると習慣や風習、マナーやルールのシツケと学習もまた、そうなのである。祖先から受け継がれた社会と文化の、その生活の中で学習したものなのである。 そして、このような記憶をもたらしている、その印象とイメージ、情緒のリズムといったものも、それ自体が自己の肉体の感じ方なのである。そしてこの感じ方自体がまた、意識と思考の具体的な舞台を提供しているのである。 それ以外の感じ方というのを人間は持たないのである。人間の肉体の仕組みが、それ以外の感じ方を持ち得ないように出来ているのである。自分にとっての感じ方というのが、何もかもこの自分自身の肉体の仕様とその仕方に基づいて行われるのである。 |