index< 日誌 j生理的情緒< 24a-84 くり返し 18 「理由」p8

8、執着。


そして、このようにして人間の生き方や感じ方、そして考え方といったものが集約され、定着し、固定してきたのである。そして、これをもって自己の証明としているのであって、同時にまた、それ以外のところに自己を証明してくれるのが無いということなのである。

そして、これが人間にとっての現実なのであって、世界とのかかわり方なのである。だからまた、それに執着せざるを得ず、そしてそれに固定されて行くのである。そして、そうでない者を見ると腹立たしく思えてくるし、何とか排除しなければと思えてくるのである。

それは、自分という人間の立場と居場所を危うくする者に他ならないからである。そしてまた、そうしたことが自分にとっての正義や使命のように信じているのである。そしてそうすることだけが、自分の自尊心と社会的地位を守ってくれるのである。自分には、それしかないのである。

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2019-0609-0618