index< 日誌 ar象徴< 24a-87 「続、遠近感」p7

1、あらわ。

それら様々なすべての色に、やはり、それなりの意味と感じ方というのが付きまとってくるのである。そしてそうしたことのすべてが、人間と現実世界とのかかわり方を示しているのである。

そしてそれはまた、それ自体が自分たちの祖先の歴史そのものであって、その記憶が情緒として保存されて来たものなのである。

しかしまた、そうしたことは、色についてのみだけでなく、見える現実世界のカタチや模様にについても、そのまま言えるのであって、また、指や肌に触れる感じや耳に聞こえる音についても、そのまま言えることなのである。

生きている人間の身体そのものがそうなのである。それ自体が外の世界との交流の上に成り立っていて、そしてそれ自体が、すでに自分というのが、外の世界に対して「あらわ」なのである。

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2019-0609-0618