index< 日誌 < ar象徴< 24a-87 「続、遠近感」p7 |
そしてこれ自体が、すでに自分と他者を区別している。内なる自分と、外の現実を別のものとして見ている。この別のものというのは、何かしらの印象や象徴として外の世界を見ているのである。 自分にとって、すでに知られている何かと関連づけて見ているのである。類推し、比較したり、予測したりしながら無意識の内に何かを暗示したり、仄めかしたり、示唆しているのである。 なぜかと言えば、このような関連付けなしに、あるいは、このような何らかの自分にとっての係りなしに、人間は何かを感じたり印象を持つということがないからである。 |