index< 日誌 ar象徴< 24a-87 「続、遠近感」p7

4、現実。

そして、このような意味の必要といったものなしに、人間が何かを感じるということがないのである。そしてこれが内なる精神的な自己と、外の現実としての自分の肉体を意識する場面となっているのである。

言い換えると、自分が自分に違和感を感じたり、自分を他人のように意識する場面となっている。自分と現実、あるいはまた、内なる自己と外の自分、または、自己の精神と身体の分裂を意識する場面となっている。

自己と現実とが何かしらの関係を持っているということである。このような避けることの出来ない自己と現実世界との関係、現実を生きている、生きざるを得ない、生きなければならない、これが自己の現実なのである。

好むと好まざるとに係わらず、このような現実の世界を生きている。そしてこれが自己の存在の仕方なのである。そして、これなくして自己は存在しないのである。

戻る。                続く。

index< 日誌 ar象徴< 24a-87 「続、遠近感」p7

2019-0609-0618