index< 日誌 < ar象徴< 24a-87 「続、遠近感」p7 |
人間が何かを感じるというのは、そしてその印象とは、このような自己の意味とその必要のことを言っているのである。あるいは、そうした自己と現実との係り方を言っているのである。 しかし、それでは印象とは何か。自分にとっての印象とは、いったいどこからどのように感じられているのだろうか。それはもちろん、自分自身の感覚器官を通してである。見て、聞いて、嗅いで、触れて感じているのである。 そうした感じ方といったものが、自分の経験や動作や出来事と関連付けられ、そして意味づけられる。意味付けられることによって、それが記憶に残るのである。そしてそれが自分にとっての理由や必要に結び付けられ、繋がって行く。 |