index< 日誌 ar象徴< 24a-87 「続、遠近感」p7

6、無意識。


そしてこのような無意識の関連性といったものが、「偶然の錯覚」をもたらしていて、自分をして何かへといざない、導いている。そしてこれが符号やサインとなり、現実の理由や原因から切り離された、より抽象的な象徴と化しているのである。

そして、これが人間の視覚にとっての色であり、また、物体のカタチから受ける印象なのである。しかし、もちろんそうしたことは抽象的で、そしてより観念的な閃(ひらめ)きやインスピレーションとでもいったもので、イメージ化される前の世界である。

目にも見えず、イメージにもなる前の、直感的で本能的な衝動と無意識の世界なのである。それは何かを始めようとする、強い意志的な世界でもなければ、その相手や必要といったものを自覚しているのでもない、そうした世界である。

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2019-0609-0618