index< 日誌 < ar象徴< 24a-92「肉体の記憶」p8 |
感覚というのが永い進化の歴史において、そうやって自分の中で色を作り出したのである。そしてまた、そうしたことが私たち人間にとっての色の意味となっているのである。 理由や起源、そして感じ方やかかわり方となっているのである。感覚は空を青として、植物を緑として表現して来たのである。そしてこの色でもって空や植物の意味を、そしてその印象や象徴として定めて来たのである。 そして、これが色そのものが持つ、私たちにとっての意味なのである。青色が青色に見え、緑いろが緑色に見える理由になっているのである。私たちの祖先は、このようにして自分たちの感じ方といったものを、後世に残してきたのである。それは、いまは亡き失われた祖先の記憶の名残りなのである。 |