index< 日誌 <au錯覚< 24a-94「外面的な表情」p6 |
だから、どこか不自然で鮮やか過ぎるのである。しかしまた、そうした画像が人間にして見れば、もっとも見やすく感じやすく心地良い画像なのである。目の感覚が元々そのように出来ているのである。 これは、たとえば私たちがよく見ている、アイドルの顔がそうである。しかし、これ自体に内面などない。そしてそれ自体に個性も動機も理由もないから、アイドルなのである。そして、これが消費者が求めるアイドルなのである。 理由も動機も中身が何もないから、つまり、個性の無い、だれにもなれる顔であって、表情なのであって、そしてまた、だれにとっても分かりやすく共有もされやすく、そしてまた共有されるのである。そして、だからこそアイドルなのである。 |