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2、サイン化される動作。


自分に対しても相手に対しても納得し、認めてもいて、そしてお互いに了解し、意志というのを共有しているのだという、意志の表明の手段にしているのである。すなわち、お互いが認めている。そしてこれを自分と相手に対しても共有しているのだということである。

そしてこれをより積極的に、相手に対する交流と交渉の手段にする場合、肯定と了承と承諾というサインのポーズとなる。この場合の肯定は、顔を縦(タテ)に振る、それだけで十分であり、それ以外の何も必要とされない。それは非常に簡潔明瞭な意思表示の記号化されたサインとなっているのである。

しかしこの場合、それは自分自身に対する自己了解のカタチから始まったものであって、従って、同じ了承と承諾と言っても、それは喜びや悲しみといった、情緒の起伏をそのまま身体が表したものであって、それ自体に、その感情の内容までも表すものではないのである。

また、表すことも出来ないのである。それは飽くまでも、生理的な情緒の動きから表明されたものであって、具体的な感情の中身を表現したものではないからである。

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2019-0618-0624