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2、自己の原理。


そうは言っても、そうした習性や表情、あるいは行動パターンといったものが、必ずしも現実を反映したものであるとは言い切れないのである。むしろ現実との直接の関係などなく、また、現実の必要や求めに反しても実行されているのである。

なぜか? そうした表情や仕草といったものは、現実に対する自分自身の反映だからである。自分自身の内的な原理と必要に基づいて成されているからである。自分自身の中に何か事情があって、それが自分を動かしているのである。だからまた、必ずしも現実の必要とは一致しないのである。

一致する必要も理由もないのである。だれにも存在のカタチというものがあって、要は、すでに出来上がっている、このような自己の存在といったものが何よりも大事なのであって、それが現実の要求とは必ずしも一致しないし、一致する必要もなく、また、一致してはならない、そうしたことがあるからである。

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2019-0624-0725A