index< 日誌 <p変異< 24b-05変異・「限界」p6 |
理由も意味も、そしてまたその起源も様々雑多な「種」といったもの。そしてこれら様々な種の間の相違でもって、それぞれを「種」として区分している。 しかしまた、この種の内部においても、すがたカタチやその機能や生理の作用においても、やはり些細(ささい)な違いかもしれないが相違がある。そしてこれを個性と言っている。種同士の間の違いではなくて、同じ種の内部での個体間の違いである。 同じ種であっても、この同じ種であること自体がその内部で、あるいはその境界線上で揺らぎ、ズレて、ほころび、行き交い、そうして様々で些細な誤差を生み出してきたのである。 |