index< 日誌 p変異 24b-05変異・「限界」p6

5、限界線。


従ってまた、限界づけられざるを得ず、自己と他者の間に境界を持たざるを得ず、そしてこれが自分の現実である以上、無限ではあり得ないのである。人間という存在自体が有限な存在なのである。

現実に現われる前なら無限であり得たのかも知れないが、しかし、それが現実であり得るためには姿カタチを持たなければならず、また、それが私たちが知り得る限りのすがたカタチあるものとして、捉(とら)えられねばならないからである。

そうである以上、それは有限なものとならざるを得ず、自己と他者を区別し得る限界と境界線を持たざるを得ないのである。

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2018-0630-0707