index< 日誌 < ai原理 < 24b-100上下の関係・ 「偽善」p5 |
「法律はだれに対しても公平だ」という人がいるけれども、そんなことは絶対にない。法律も現実の概念である以上、その成り立ちにも現実的な条件が伴うのである。 例えば法律が理解できること、そのための教育を受けていること、少なくとも法律が理解できる人が近くに居て、話を聞いてくれること。そして自分と弁護士の間に立って、それを誰にも分かる話として仲介してくれる人がいること。しかし、実際のところ、そうしたこと自体が「ド底辺」の人間には最も縁のない世界なのである。 どんな「お人良し」でも無差別に、どこのだれか分からない人間の話しなど聞いてくれないのである。正体不明の人間の話しなど真に受ける訳に行かないのである。そして、それより何よりも、おカネが要るということである。弁護士も生活がかかっているのである。 |