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1、環境の条件。


遺伝は、見える姿カタチだけではない。親と子のカタチに何ら違いがなくても、遺伝された本人の作用の仕方に違いがあるということである。違う現実を生きているということである。見えるカタチは同じでも、その存在の仕方に違いがあるということである。

動作や仕草や習性などの、その反応の仕方に違いがあるということである。物理的な仕組みは同じでも、その機能の仕方に違いがあるということである。物理的なカタチは同じでも、その液体としての生理の作用の仕方に違いがあるということである。

これには親子の間の、個体間のささいな誤差も当然考えられるけれども、それよりもむしろ、環境への馴れと適応が大きく影響している。同じ遺伝情報でもってしても、その環境の条件によって、それが発現するカタチが大きく違ってくるということである。

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2018-0707-0710