| index＜ 日誌 ＜p変異＜ 24b-11「遺伝の変異」P5 |
| しかし、もしもこのようなリスクを受け入れず、何も変化が起こらないのであれば、それはもっと穏やかな息の長い自然死というカタチを取ることになる。 要は、変異はいつでもどこでも常時あるのであるが、それを助長し現実のものにしたのは現実の自然環境と言える。現実の自然条件がそれを取捨選択したのである。 生態系全体のその社会をも含めた自然環境だけが、種の変異が現実化する選択の決定権を握っているのである そしてこれが現実の客観性なのであり、主観と客観が分離する瞬間であり、自分でもどうにもならない、自分以外の者の存在を知る瞬間であり、そしてここにおいて自己と他者が区別されたのである。 |